2014年5月4日日曜日

アランフェスのクロウタドリ

2014.04.06 クロウタドリ
  4月6日、スペインのアランフェスに行って、観光してきました。ここは、ギターの協奏曲で私も名前だけは知っていたのですが、王宮と庭園が世界遺産との事で、静かな佇まいの町の中にありました。

ここでは、クロウタドリの囀りと姿を近くで楽しむことができました。クロウタドリは、スズメ目ツグミ科で、ヨーロッパ西部では通年見られ、春の訪れを感じさせてくれる鳥とのことです。季節は新緑で、鳥が囀り、花も一斉に咲き始めていました。

このクロウタドリは、日本ではほとんど見ることができませんが、クロツグミ(スズメ目ツグミ科)に似ていると思われました。鳴き声も、クロツグミほどではないにせよ、美しく心地よいものです。色は、英名(英語ではBLACKBIRD)の通り、オレンジ色の嘴と目の周りを除き、ほぼ全身が艶のある黒色です。黒色といっても様々ですが、ハシブトガラスの黒は紫がかって見えますし、ハシボソガラスの黒は茶色がかって見えます。それと違い、黒猫の黒色と近いように見えました。

スペインは、空が抜けるような青さで、空気が爽やかでした。アランフェス宮殿はヨーロッパ風でしたが、アルハンブラ宮殿は座って生活していたイスラーム人が生活していたせいか、親しみのもてるイスラームの建築ということが実感できました。

2014.04.06  スペインのアランフェス宮殿

2014.04.06  アランフェス宮殿の庭園
 



2014年2月26日水曜日

皇都川・御前山ダム


2014.02.23 皇都川の清流

2014.02.23 御前山ダム(キンクロハジロなど)

2014.02.23 御前山ダム
(昔あるいた橋がダムの水に水没している)
 
  2月23日、城里町の赤沢地内を流れる皇都川から常陸大宮市大字上伊勢畑地内の「御前山ダム」に行って、カモなどを観察してきました。皇都川は、赤沢富士と御前山の間を流れる清流で、野鳥をよく見に行くところです。この川沿いで様々な鳥が楽しめます。渡りの時期などには、この辺では珍しいオオモズなども観察したことがあります。今回は、マヒワの群れやエナガ、カワセミの求愛行動と思われる様子などを見ることができました。
 
その後、前回紹介した御前山ダムに行きました。今回は、オシドリは数羽程度で、その他のカモも数が減少していました。それでも、キンクロハジロ、マガモ、カルガモ、カイツブリなどが観察できました。日差しが春めいてきました。

2014年1月8日水曜日

御前山ダムの鳥


2014.01.05御前山ダム キンクロハジロやオシドリなど

2014.01.05御前山ダム ノスリ

2014.01.05御前山ダム ベニマシコ
 
 
  15日、常陸大宮市大字上伊勢畑地内の「御前山ダム」に行って、カモなどを観察してきました。ここは、農業用水確保のために作られて、2011年に竣工したダムです。ダムは、相川という小さな川をせき止めて作られました。私は、ダムができる前の何十年前からか、この場所に鳥見などに通っていましたが、オオマシコやクロジなども個人的に最初に確認できた、この辺りでは一際自然豊かな場所でした。
しかし、その場所は、今では水の底になってしまいました。代わりにダム湖の水面で多くのカモ類が観察できました。キンクロハジロやマガモは数百羽という数で、この辺で珍しいと思われる50羽程のオシドリの群れなどです。
他には、整備された湖畔の歩道を歩きながら、ノスリの舞う姿やベニマシコの姿も楽しめました。

2013年10月24日木曜日

西表島

2013.09.24  石垣島


2013.09.22  西表島後良川河口のマングローブ林


2013.09.22  西表島 の水田のシロハラクイナ

2013.09.23  西表島  サギの仲間
2013.09.20  西表島  星の砂で見た熱帯魚
 
  920日~25日、石垣島から西表島に行って、遊んできました。ここでは、カンムリワシが普通に見ることができるというので期待していたのですが、電柱に止まっているという情報も空しく、時期も悪かったせいか、確認できませんでした。

ただ、同じ日本といっても熱帯性気候で、水戸で見ることのできる生きものとはほとんどが違うようでした。シジュウカラは色の黒っぽく見える亜種イシガキシジュウカラで、ヒヨドリも亜種イシガキヒヨドリ、キジバトは亜種リュウキュウキジバトというふうに微妙に違っていました。その他、シロハラクイナ、リュウキュウツバメ、リュウキュウカラスバトなど、またダイサギと思われる個体も水戸の個体とは見た感じが違うようです。ジャングルを歩いていてヤマビルに食われたりしましたが、エメラルドグリーンの海、サンゴ礁の熱帯魚、後良川河口の美しいマングローブ林、古見のサキシマスオウノキ群落など、思い出になりました。

2013年8月27日火曜日

尾瀬

2013.08.25 尾瀬  長蔵小屋近くから燧ケ岳を望む

 
2013.08.24  沼山峠休憩所  イワツバメの巣
 
2013.08.25  尾瀬  ウメバチソウ
 
 
2013.08.25  尾瀬  ミズバショウの根元のクマの糞



8月24日から25日、おおよそ二十年ぶりに尾瀬に行って来ました。ここは、湿原のミズバショウが有名な場所です。周りを燧ケ岳などの山に囲まれた本州で最大の高層湿原とのことです。

まず、沼山峠休憩所の軒下にはイワツバメの巣があり、時期的に少し遅いと思うのですが、一つの番いだけでしたが子育ての最中でした。このイワツバメは、水戸でも見ることができます。湿原の周りの森から、メボソムシクイの囀りが盛んに聞こえてきました。8月末でもメボソムシクイは、囀るということが解りました。湿原ではホオアカなども確認できました。

また、湿原で、ニッコウキスゲは見られませんでしたが、キンコウカやウメバチソウ(梅鉢草)などが観察できました。少し怖かったのですが、ミズバショウの実の部分は、ほとんどツキノワグマに食われていて、クマの糞がミズバショウの根元に見られました。

今回は、ばてて仕舞うかもしれないと心配していましたが、高原は秋を思わせる天気になり、尾瀬のハイキングを満喫しました。

2013年8月23日金曜日

筑波実験植物園



2013.08.21 筑波実験植物園  (水槽のデンジソウ)

2013.08.21 筑波実験植物園  (インドボダイジュ)

2013.08.21 筑波実験植物園  (インドボダイジュ)

8月21日、つくば市にある「筑波実験植物園」に行って来ました。ここは、国立科学博物館が植物の研究を推進するために設置した機関で、世界の熱帯や乾燥地に生育する植物や日本に生育する代表的な植物も見られます。企画展として、「水草展」を開催していましたので、見学してきました。

まず、水草デザイナーによって制作された水槽を見学しました。日本のものだけでなく世界から集められた水草も有り、綺麗なものでした。この中に、デンジソウ(田字草)があり、水の中に沈水した状態で植えられていました。以前、水戸の「逆川緑地」で見た時は湿地に生えている状態でしたので、沈水した状態で長い間生息することができるのかと思い、帰ってきて調べてみましたが、解りませんでした。

また、御釈迦様がこの木の下で悟りを開いたという、仏教聖木の一つクワ科イチジク属のインドボダイジュ(印度菩提樹)が有りました。各地で植えられているシナノキ科のボダイジュ(菩提樹)とは、別物だと初めて知りました。もっとも、私がいくらこの木の下で座禅に励んでも、悟りは開けないだろうと思いますが。

2013年8月6日火曜日

サロベツ湿原


2013.07.07 サロベツ湿原近くの風車(エゾシシウド?)

 
 


2013.07.07 サロベツ湿原近くのハマナス
 
 
2013.07.07 サロベツ湿原 トキソウ
 
  77日、北海道のサロベツ湿原に行ってきました。

  サロベツ湿原近くの日本海側の海岸線は、風が強いらしく、風車が整然と並んでいました。水戸付近では見ることのできない風景が広がっています。ハマナスの花が見頃で、朱色が緑の中に映えていました。ハマナスは、太平洋側では茨城県が南限です。特に鹿嶋市大小志崎は、ハマナス自生南限地域として国の天然記念物に指定されています。

  サロベツ湿原の中の遊歩道で見られたトキソウ等も、可憐でした。空気が違いますね。