2014年1月8日水曜日

御前山ダムの鳥


2014.01.05御前山ダム キンクロハジロやオシドリなど

2014.01.05御前山ダム ノスリ

2014.01.05御前山ダム ベニマシコ
 
 
  15日、常陸大宮市大字上伊勢畑地内の「御前山ダム」に行って、カモなどを観察してきました。ここは、農業用水確保のために作られて、2011年に竣工したダムです。ダムは、相川という小さな川をせき止めて作られました。私は、ダムができる前の何十年前からか、この場所に鳥見などに通っていましたが、オオマシコやクロジなども個人的に最初に確認できた、この辺りでは一際自然豊かな場所でした。
しかし、その場所は、今では水の底になってしまいました。代わりにダム湖の水面で多くのカモ類が観察できました。キンクロハジロやマガモは数百羽という数で、この辺で珍しいと思われる50羽程のオシドリの群れなどです。
他には、整備された湖畔の歩道を歩きながら、ノスリの舞う姿やベニマシコの姿も楽しめました。

2013年10月24日木曜日

西表島

2013.09.24  石垣島


2013.09.22  西表島後良川河口のマングローブ林


2013.09.22  西表島 の水田のシロハラクイナ

2013.09.23  西表島  サギの仲間
2013.09.20  西表島  星の砂で見た熱帯魚
 
  920日~25日、石垣島から西表島に行って、遊んできました。ここでは、カンムリワシが普通に見ることができるというので期待していたのですが、電柱に止まっているという情報も空しく、時期も悪かったせいか、確認できませんでした。

ただ、同じ日本といっても熱帯性気候で、水戸で見ることのできる生きものとはほとんどが違うようでした。シジュウカラは色の黒っぽく見える亜種イシガキシジュウカラで、ヒヨドリも亜種イシガキヒヨドリ、キジバトは亜種リュウキュウキジバトというふうに微妙に違っていました。その他、シロハラクイナ、リュウキュウツバメ、リュウキュウカラスバトなど、またダイサギと思われる個体も水戸の個体とは見た感じが違うようです。ジャングルを歩いていてヤマビルに食われたりしましたが、エメラルドグリーンの海、サンゴ礁の熱帯魚、後良川河口の美しいマングローブ林、古見のサキシマスオウノキ群落など、思い出になりました。

2013年8月27日火曜日

尾瀬

2013.08.25 尾瀬  長蔵小屋近くから燧ケ岳を望む

 
2013.08.24  沼山峠休憩所  イワツバメの巣
 
2013.08.25  尾瀬  ウメバチソウ
 
 
2013.08.25  尾瀬  ミズバショウの根元のクマの糞



8月24日から25日、おおよそ二十年ぶりに尾瀬に行って来ました。ここは、湿原のミズバショウが有名な場所です。周りを燧ケ岳などの山に囲まれた本州で最大の高層湿原とのことです。

まず、沼山峠休憩所の軒下にはイワツバメの巣があり、時期的に少し遅いと思うのですが、一つの番いだけでしたが子育ての最中でした。このイワツバメは、水戸でも見ることができます。湿原の周りの森から、メボソムシクイの囀りが盛んに聞こえてきました。8月末でもメボソムシクイは、囀るということが解りました。湿原ではホオアカなども確認できました。

また、湿原で、ニッコウキスゲは見られませんでしたが、キンコウカやウメバチソウ(梅鉢草)などが観察できました。少し怖かったのですが、ミズバショウの実の部分は、ほとんどツキノワグマに食われていて、クマの糞がミズバショウの根元に見られました。

今回は、ばてて仕舞うかもしれないと心配していましたが、高原は秋を思わせる天気になり、尾瀬のハイキングを満喫しました。

2013年8月23日金曜日

筑波実験植物園



2013.08.21 筑波実験植物園  (水槽のデンジソウ)

2013.08.21 筑波実験植物園  (インドボダイジュ)

2013.08.21 筑波実験植物園  (インドボダイジュ)

8月21日、つくば市にある「筑波実験植物園」に行って来ました。ここは、国立科学博物館が植物の研究を推進するために設置した機関で、世界の熱帯や乾燥地に生育する植物や日本に生育する代表的な植物も見られます。企画展として、「水草展」を開催していましたので、見学してきました。

まず、水草デザイナーによって制作された水槽を見学しました。日本のものだけでなく世界から集められた水草も有り、綺麗なものでした。この中に、デンジソウ(田字草)があり、水の中に沈水した状態で植えられていました。以前、水戸の「逆川緑地」で見た時は湿地に生えている状態でしたので、沈水した状態で長い間生息することができるのかと思い、帰ってきて調べてみましたが、解りませんでした。

また、御釈迦様がこの木の下で悟りを開いたという、仏教聖木の一つクワ科イチジク属のインドボダイジュ(印度菩提樹)が有りました。各地で植えられているシナノキ科のボダイジュ(菩提樹)とは、別物だと初めて知りました。もっとも、私がいくらこの木の下で座禅に励んでも、悟りは開けないだろうと思いますが。

2013年8月6日火曜日

サロベツ湿原


2013.07.07 サロベツ湿原近くの風車(エゾシシウド?)

 
 


2013.07.07 サロベツ湿原近くのハマナス
 
 
2013.07.07 サロベツ湿原 トキソウ
 
  77日、北海道のサロベツ湿原に行ってきました。

  サロベツ湿原近くの日本海側の海岸線は、風が強いらしく、風車が整然と並んでいました。水戸付近では見ることのできない風景が広がっています。ハマナスの花が見頃で、朱色が緑の中に映えていました。ハマナスは、太平洋側では茨城県が南限です。特に鹿嶋市大小志崎は、ハマナス自生南限地域として国の天然記念物に指定されています。

  サロベツ湿原の中の遊歩道で見られたトキソウ等も、可憐でした。空気が違いますね。

2013年7月13日土曜日

石巻の風景



2013.06.30 石巻
 
6月30日、石巻に行ってきました。

蒲鉾工場など再建された建物が少しありました。歩道橋に表示されている津波到達の痕跡を見ると自然の力の大きさに言葉を失います。自然の災害の程度を想定するということ自体、人間の驕りや錯覚ではないかと思ってしまいます。

2013年6月4日火曜日

黄色い嘴のシジュウカラの幼鳥

シジュウカラ(幼鳥)  2013.06.01  逆川緑地


  6月1日、水戸市千波町付近の「逆川緑地」に行ってきました。この中に「自然ふれあいの池」という、公立の公園の中では珍しい、自然の湧水を水源として作られた、ヨシのある池があります。ここには毎年オオヨシキリが子育てに来ていますので、今年も確認に行きましたところ、子育てをしているようです。また、近くの斜面緑地で、子育て中のシジュウカラの親子に会いました。まだ黄色い嘴をしたシジュウカラの幼鳥が羽を可愛く震わせて親に甘えながら、餌を貰っていました。前回のスズメと同じく鳥も子育てに忙しい時期なのですね。

  この「自然ふれあいの池」は、水面の直径がせいぜい数十メートルの浅くて小さい池なのですが、たまたま釣り人がオオクチバス(ブラックバス)を釣り上げました。人造の池でも、少し時間がたつと様々な生きものが棲むものです。
オオクチバス(ブラックバス) 2013.06.01  逆川緑地